不本意ながら島歩きに変更になった豊島(てしま)へのフェリー旅。
でも歩きながら見た島の絶景は素晴らしいものでした!
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【フェリー旅!】宇野港から豊島へ!アートと島歩きを楽しむ|アクセスとレンタサイクル
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豊島に着いたらレンタサイクルを借りようと思っていたのに、空きがなく断念。
やむを得ず島内の移動は徒歩。
失意を胸にとぼとぼと唐櫃港から豊島美術館へと歩き始めます。
自然と一体化した建築アート・豊島美術館
この日は天気が変わりやすい1日で、豊島に到着した時はどんより曇っていました。
まずは豊島美術館周辺を散策
豊島美術館は唐櫃港から徒歩だと15分程度。
のんびり歩いて豊島美術館へ向かうと棚田が見えてきます。
この棚田はBenesse Art Aite Naoshimaの一環で豊島美術館を建てる時に一緒に再開発されたものだそうです。
豊島美術館はオンライン予約制なのですが、時間も指定制。
私は12:45からの入館だったので少し時間がありました。
▼豊島美術館オンライン予約についてはコチラ!
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【島×アート】棚田と瀬戸内海の絶景が見える美術館!豊島美術館の予約方法
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というわけでちょっと美術館周辺を散策。
テイクアウトピザのキッチンカーや甘夏みかんの無人販売を発見。
豊島美術館の建築美に感動
ひとしきり周辺を散策したらちょうどいい時間に。
さぁ豊島美術館に入館です!
私は予約時間の5分前くらいに到着したのですが、すでに同じ時間に予約した人たちが列を作っていました。
その列に並んでいると、間もなくスタッフの方が美術館についての説明をしてくれます。
そしてオンラインチケットとなるQRコードを見せて、無事入館!
豊島美術館の入り口となる建物を出て敷地内に入ると小道があるのでその道を歩きます。
小道を奥へと進んでいくと見えてきます。
豊島美術館唯一の作品「母体」が!
「母体」はこの建物自体が作品になっていて、靴を脱いで中に入ることができます。
残念ながら内部は撮影禁止。
中をお見せできないのが重ね重ね残念ですが、めちゃくちゃ良かったです!!
床・壁・天井が全て同じ白色で統一され、境目がどこなのか分からないようになっています。
床からはどこからともなく水が湧き、それが床の傾きにより流れていくのですが、小さな雫が他の雫とくっついて徐々に大きくなりながら流れています。
その様はまるで生き物のよう。
言葉では説明しにくい、なんとも不思議な空間。
天井に大きく開いた穴からは豊島の自然が見え、見る角度によって違う景色に変わります。
めちゃくちゃ感動しました!!
棚田を眺めながら食べるベーグル
豊島美術館には建築物自体が作品である「母体」ともう1つ建物があります。
コチラは作品ではなくショップ&カフェ。
内部はこんな感じです。
カフェではオリーブライスや豊島の米粉を使ったベーグルなどが食べれます。
私が行った時は人でいっぱい。
満席状態でした。
でも大丈夫!外にもテーブルが設置されています!
棚田と瀬戸内海のコラボを鑑賞しながら食べれるので、最高でした!
ランチ代わりのベーグルを食べている間に、だいぶ天気も回復!
豊島美術館を体感して本格的に島歩き開始です。
家浦港まで歩いて、そこから再びフェリーに乗って宇野港へ帰ることにしました。
家浦港まで島歩き!疲れを癒すイチゴのかき氷
唐櫃港から家浦港までの距離はざっくり5.5km。
時間にするとおよそ1時間ちょっと。
写真を撮ったりしながらなので実際にはもう少し時間がかかりました。
私が歩いたのは下の地図の黄色いラインのルート。
島バスが走るルートと同じです。
島の暮らしを垣間見る
レンタサイクルに空きがなかったため、しゃーなしで徒歩移動になってしまいましたがとても楽しかったです。
見える景色全てが絶景、と言うとちょっと大げさかもしれませんが本当に素敵な景色にたくさん出会えました!
島の暮らしを垣間見ながらのんびり歩きます。
民家のそばを歩くと時折笑い声が聞こえてきたりして、気持ちがほっこりしました。
少しアップダウンはあるのですが、難なく歩ける道。
鳥のさえずりを聞きながらの島歩き。
歩くだけで癒されました。
頑張って歩いたご褒美にいちご屋のかき氷!
家浦港周辺まで来るとレンタサイクル屋さんが数軒ありました。
やっぱりレンタサイクルを借りるなら家浦港で下船したほうが正解でしたね・・・。
ちょっと気になるいちごのスイーツ屋さんも発見。
豊島は瀬戸内海の島。
瀬戸内海の島と言えばレモンのイメージが強いかも知れませんが、豊島にはいちごも名産品。
島内には5軒のいちご農家があります。
この「いちご家」は農家直営カフェ。
メニューも多く、そそられます💛
かなり気になりましたが、とりあえず家浦港まで行くことにしました。
ひとまず家浦港に到着!!
宇野港行きフェリーの乗船券は出航時間の30分前から発売開始とのこと。
乗船券の発売時間まで1時間くらいあったので、いちご家でかき氷を食べることにしました!
いちご家は宮浦港から徒歩5分かからない程度の距離。
じゃんっ!!
いちご氷に練乳をかけた「いちごミルク氷」をいただきました!!
甘酸っぱいいちごと練乳の甘み、氷の冷たさの全てに癒されました💛
店内はテーブルが4つ。
外にはテラス席もいくつかありました。
いちご家はかなり人気店らしく、ひっきりなしにお客さんが注文していました。
見ている感じではいちごのクレープを注文している人が多かったです。
ギリギリ最後の一人として乗船!宇野港へ帰還
いちご家で美味しいかき氷を食べ、改めて家浦港へ向かいます。
乗船券の販売は出航時間の30分前から。
私は20分前くらいに家浦港に到着しました。
まさかの満席まであと1人
チケット売り場はすでにかなりの行列。
慌てて列の最後尾へ並びます。
徐々に列が進んでいきましたが、私の心の中には一抹の不安が。
「これ並んでる人たち、全員乗れるのかな・・・?」
気づけば私の後ろにもかなりの人が並んでいます。
私が乗ろうとしていたのは16:25家浦港発の船。
宇野⇔豊島のフェリーは2種類あります。
大型フェリーと小型の旅客船。
16:25発の船は小型の旅客船。
行きはフェリーに乗ったので小型の旅客船のサイズ感は分かりませんが、並んでいる人があまりに多い・・・。
すると不安は的中。
私の手前に5,6人並んでいる状態でスタッフの方が大きな声で言いました。
「あと1人で満席になります!」
なんてことだ・・・!
のんびりかき氷を食べている場合ではなかった。
16:25の便を逃すと次の便は18:40。
2時間も後です💦
列に並んでいる人たちがみんなざわつきます。
しかし幸運なことに、私の前に並んでいる5,6人の人たちはみんなグループ旅行。
1人だけ先に乗るわけにも行かない状態。
「私、1人です!」
このチャンスを逃すまいと全力でアピール。
無事、最後の乗客として16:25の便に乗船することができました。
1人で良かった・・・・
ちょっと恥ずかしかったけど💛
旅行シーズンは早めに並ぶか唐櫃港から乗船がおすすめ!
やっぱりゴールデンウィークですね。
私は幸運にもギリギリ乗れましたが、まさか帰りの船が満席になるとは思っていなかったので驚きました。
大型連休中でない限り、満席になることはないと思うのですが、乗船券はできるだけ早めに並んでゲットしておく方がよさげです。
または、家浦港より先に出航する唐櫃(からと)港から乗船した方がいいかも知れません。
実際に家浦港から船に乗った時、先に唐櫃港から乗った先客の方たちがいましたがチラホラ乗っているだけ。
家浦港からバスに乗って唐櫃港まで行き、唐櫃港から船に乗れば満席で乗れないということはないと思います。
例えば私が乗った16:25の船は先に唐櫃港へ寄って16:05に唐櫃港を出発します。
家浦港から15:11のバスに乗って唐櫃港に行けば到着するのは15:28なのでバッチリ間に合います。
というわけで特に繁忙期の場合は、、、
- 家浦港で下船
- 家浦港でレンタサイクルを借りる(できるだけ予約しておく)
- 観光を楽しむ
- 家浦港で早めに並んで帰りの乗船券を買う、またはバスで唐櫃港まで行って帰りの船に乗る。
こんな感じでプランを立てるといいのではないでしょうか♪
ちなみに満席で船に乗れなかった場合は
- 素直に次の便まで待つ
- 10人以上集めて海上タクシーに乗る
- 直島まで行って、直島から宇野行きフェリーに乗る
という選択肢があります。
ただし、繁忙期は3つ目の直島まで行ってフェリーに乗るのは難しいみたいです。
なぜなら直島からのフェリーも満席だから(とスタッフのおじさんが言ってました)。
あくまでゴールデンウィークなどの繁忙期の話ではありますが、乗りたい船に乗れないと旅の予定も狂ってしまうのでご注意くださいね♪
豊島は本当に徒歩でも周れるくらいこじんまりとした島ですが、多様な景色を見せてくれました。
豊島美術館だけでなく様々なアートが島内の各地に散らばっているので、見どころはたくさん。
オシャレなレストランやカフェも点在しているので本当に楽しい島です💛
島内のレストラン情報は「豊島観光ナビ」に詳しく掲載されていますよ~
個人的には豊島美術館の「母体」が本当に良かったので、ぜひ体験してみて欲しいです!
以上、みおさんでしたー
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